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あじまーオキナワの風

-沖縄出身の編集長が、沖縄と東京の仲間たちと話の交差点で相対する集い。文化から経済、それに産業の問題点など多彩な話題満載、新時代の形式にとらわれない新しいサロン。-

北海道珍道中【その3-1】 旭川から美瑛

■    K君とYが抜け2人だけの珍道中の1日
実質的な珍道中の最終日でもある。
ホテルの朝食は、3人揃って朝7時にホテル定番のバイキングでゆっくり済ませる。
Yは夕方までに那覇空港に到着予定で、朝食も早々にホテルから一人で早立ちだが、新千歳空港の11時発の便なので、8時前には駅に向かって荷物を整理。きげんよく、昨日の経験から駅も近いと見て、徒歩で出発する。全て予約された航空券なので、夕方には那覇空港に到着のはずだ。

後に電話で確かめると、旅の終わりでゆったりしすぎたか、旭川駅までの距離も短く想定していたため、やがて乗り遅れるところだったという。その後も肝心な新千歳空港でも、飛行機搭乗時間まで油断して、気がついたら10分の余裕しかなく遅れるところであったという。
旅の終わりなので、確かに気が緩んだのだろうが、大過なく無事でよかった。

これで珍道中のメンバーが合計で2人抜けたことになる。今朝のYの前に、昨日K君が、一足先に旭川の駅から電車で札幌に戻ったのだ。
旭川からは、C君と2人だけの文字通りヤジキタ珍道中の二部が始まることになる。
本日の行く先予定のコースは、旭山動物園、美瑛、富良野、小樽から札幌に着き、夕方駅前の店にレンタカーを返すことになっている。

■    郵便局にはお宝あり、各自宅に貴重な封書・ハガキが眠っている

C君、今日は北海道記念郵便切手の売り出しの日だという。この旅の当初計画に織り込まれているので、唐突な感はなくその中央局に素人の僕も付き合うことにする。
昨日、そもそも宗谷岬近くの最北の郵便局に立ち寄ったのは、その理由の大半がC君にある。小学校時代からの根っからの趣味人であり、現役の琉球郵趣会の会長さんでもあるのだ。

C君の郵趣趣味について、コレクターの人を僕なりに理解しえたことを紹介してみよう。

那覇の自宅では、日ごろ自室に籠り段ボール何パイかの切手の山と格闘して、貴重品を捜索し、またはパソコンを駆使して整理。世界に郵趣情報を発信、受信しているのだ。これはスカイプで彼の仕事場を眼で確認している。
言ってしまえば、過去(特別貴重な歴史的な年月日と場所)の切手と消印を発掘し、他方では新たな切手と消印の郵便物を(郵便局の窓口で)作りだしているのだ。
特に我々の沖縄在住時代、つまり琉球政府という米国支配下の郵便の行き来(琉球政府発行の琉球切手が貼られた郵便物)は今では貴重品になる可能性があるらしい。押入れのアルバムにでも挟まれた郵便物をC君に提供(情報も含めて)したら、意外にお宝かもしれないね。

■C君はコレクター

今回の道中に旭川の日程が組まれているのも、ちゃんと理由があるのだ。

旭川市は札幌に次ぐ北海道の大きな都市なので、本局があるという。本局とその他の郵便局がどう違うか僕には分からないが、郵便局詣でにつきあうことにする。
地図で見るとホテルの裏側に郵便局があるのだが、ホテルを先にチェックアウトし、今日の旅程の長さを想い時間短縮のためもあり、郵便局窓口一番乗りを目指して車を出す。
8時50分には郵便局横の客用駐車スペースに到着し、シャッターの前ならぬガラスドアの前で先頭の一番乗り。
9時の開扉の時間前には僕らの後に3人ほどの待ち人しかいない。行列を予想していたが、意外な感じ。これも少子高齢化のせいだとC君はいう。
今では、昔切手ブームを担ってきた小中学生が少なくなり、趣味人の数は比較にならないほどだ。層が薄くなったおかげで、世界的にも貴重な郵便物の価格が下落し、C君でも手に入るものが少なくない、というのが往時の郵趣全盛時代を知るC君の言。日本だけかは聞かなかった?

有名な謎解きの末のお宝の切手を思い出しますね。オードリーヘップバーン主演の「シャレード」?富豪の妻レジーナが25万$の陰謀に巻き込まれるという昔のミステリー映画。そのような切手が今でもあるのですが、時代の変遷(郵便事情と少子高齢化)で最近では若干様子が違ってきたようです。

窓口オープンから、30分ほど6番窓口の局員を独占。切手の種類やらスタンプ押しの指示などあれこれ作業をしてもらい、やっと車に戻る。

■「動くから、動物」というモットーの―旭山動物公園
カーナビと奮闘して、同市で全国的に有名な旭山動物公園の10時30分到着、西門に駐車する。沖縄の街中での運転に慣れているCが運転することにする。
幼稚園児らしい集団がペンギン小屋に集結。みんな一斉にすごい歓声で、驚きを表現している。やはり子供が動物園では主役だ。この動物園が全国的に有名なのは、たんに展示してあるのではなく、「見て、聞いて、学ぶ動物園」、「そして「動くから、動物」というように動物と同じ目線で見えるようになっている。


旭山動物公園


入り口近くのチンパンジーの森は、子供たちの黄色い声が間断なく続いて聞こえる。やはり子供にとって、自分に近い類人猿のしぐさがまずは見ものなのだろう。
次いでペンギンやイルカの前も団体の子供たちでいっぱい。家族連れはなく、考えれば今日は平日なのだ。

人も、檻の中の動物からみると見物されているようだ。
つまり、檻の構造が上から地下からとガラス越しにも、動物に接近することができる展示構造になっている。あくまでも動きのある展示だということになろう。
設備は古くなっているが、平日にもかかわらず人では多いようだ。

設定がうまくいかないカーナビをだましながら、車を美瑛、富良野の観光地に向かう。傑作なのは、新しいバイパスが富良野の方向にできているのを地図で見つけ、さっそくわき道から直線の新しい道路に上がる。
そうすると、カーナビに登録されていないものだから、カーナビの点線は小道もない原野の空中を走るように、国道を横に見ながら文字通り架空の軌跡を示している。
当然ナビゲーターの僕は、地図を見ながらカーナビに毒づく。

牧草の畑がイタリア中部の景観のように広がり、おそらくトラクターで耕した畝が曲線を描き、美しい景色をなしている。美瑛の美しい農地がどこまでも広がっており、観光地としての住民の意思一致が見てとれる。
先ず、美瑛の駅に立ち寄り、カーナビでの現在位置を確認する。この駅前通りには、西洋風の家が道に向かってきれいに建てられ、古い家が見えない。話によれば、過去に大火があり、その後に建てられた街だという。

美瑛の回りの丘は、パッチワークの路やパノラマロードなどの名前がついた、ハイカラな小道が畑の中を通っている。赤や紫や緑あるいは青といった色とりどりのラベンダーの花が幾筋にも畑の筋を埋め尽くしており、道からみて目を楽しませる。
懐かしい昔の車日産スカイラインのCM「ケンとメリー」に出ていたのを思い出した。
畑の中の直立した樹木や訳のわからない「マイルドセブンの丘」などが地図にも書いてある。北海道の樹木が、トラクターの畝で飾られた畑とともに観光資源として残されている。


美瑛の畑


(次回は富良野経由、小樽→札幌)

住☆リフォームねっと (2011年10月29日 17:55) | コメント(0) | トラックバック(0)

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