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ヒロとやんばるの空と海

-戦後独立国だった頃の明るいOKINAWA-

【第1話】(4)あこがれの小学1年生

◇あこがれの小学1年生◇
小学生は、いつも半ズボンと上着の洋服を着て、本や筆箱を入れたカバンを肩にかけた格好(貧しい戦後のオキナワではランドセルを持った小学生はいませんでしたね)は、大人に近づいたように見えます。

済井出の子供だけが入る字の幼稚園には、洋服ではなく寝巻きのような袷を着ている子供だけです。幼稚園には、弁当だけを持っていくだけで、本や筆箱も要らないのでカバンも必要ありません。

島に1つだけある小学校、中学校は、山一つ越えた隣集落のヨヘナというところにあります。朝になるとみんな一斉に連れ立って学校に向かい、そして昼ごろに一斉に帰ってきます。

大人に一つ近い、幼稚園に通う子供とは違い、ちょっと大人になったような気分で行くのが小学校だ、と思っているのです。それにヒロは、ユキに学校はどういうものか、憧れの学校に一緒に連れて行ってくれ、と言われて困ったことがあった、ことを思い出した。

後から聞いたのですが、マーちゃんに「今度小学校に通うんだ。ユキは小学校に行けないだろう」と自慢されたのです。小学校へ通える歳に今年マーちゃんがなっていて、ユキが置いていかれたと、思ったのでしょう。


1年歳が負けていたのが、よほどくやしかったのです。しかも、遊びでは、チャンバラにしても、鬼ごっこにしても、年上が先ずなんでも都合よく決めているので、年上は目上と言うことで敬われて何が何でもえらいのですが、その逆に年下はつまらないのです。

ウマヌ屋のマサ坊は今度から学校だよ、という話が飛び交います。1歳の違いは、小学校に上がれるか、未だ幼稚園通いのユキの年頃には、大きな違いです。
 小学生にあこがれているユキは、どうやらゴカイしているようです。


※解説=卓袱台(ちゃぶだい)は、日本で用いられる四本脚の食事用座卓。一般的に方形あるいは円形をしており、折畳みができるものがほとんどでした。
 
上座、下座という上下の関係があまり感じられず、昭和初期の家族の団欒を象徴するシンボルとして取り上げられることが多い。1887年(明治20年)ごろより使用されるようになり、大正末期から昭和初期にかけて全国的な普及を見た。
しかし1960年(昭和35年)ごろより椅子式のダイニングテーブルが普及し始め、利用する家庭は減少していきました。

お父のお祖父、お母のお祖父のところで催される、盆・正月や葬式などの祝儀と不祝儀の集まりには、小さな足のついた低い箱のようなお膳が使われました。


住☆リフォームねっと (2011年5月 1日 22:11) | コメント(0) | トラックバック(0)

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