春のある日のことです。ヒロはヒロの友だちのマサオ、それにヒロのニイニイ(兄)の同級生でヒロの家のとなりのヨシカズさんの四人で、魚取りに行くことになりました。
その日の海は風もなく静かです。波打ち際に寄せる波はなく、海上の波もほんのちょっとゆれているだけで、きらきら太陽の光がかがやき、おだやかにないでいます。

沖の島が点々と連なって、白っぽい空の下の青い海に浮かんでいます。こういう日はめったにありません。海が「こっちへおいで」とよびかけているようです。何かうきうきして、今日はうれしいことが起こりそうな気がします。
海を見ていた四人のだれからいうともなく、「今日は草かりや畑の仕事はやめて舟で沖へと魚取りにいこう。晩ご飯のおかずはおいしい魚にしよう」ということになったわけです。波うちぎわで、砂に舟底をこするようにして浮かんでいるサバニ(沖縄の細長いくり舟)のイカリを上げます。
サバニを繰り出すのは、小六になったばかりのヒロのニイニイと隣のヨシカズさん。小二年のヒロとマサオは、二人のお供です。四人の小学生グループの出で立ちはというと、二人の六年生は頭に手ぬぐいを巻いて斜めに結わえ、いっぱしの漁師(りょうし)の気分です。あとの二年生は、小学生用の学生帽です。
その日の海は風もなく静かです。波打ち際に寄せる波はなく、海上の波もほんのちょっとゆれているだけで、きらきら太陽の光がかがやき、おだやかにないでいます。

悪名高い漁港ができる前の広い砂浜と島々(奥に古宇利島)
沖の島が点々と連なって、白っぽい空の下の青い海に浮かんでいます。こういう日はめったにありません。海が「こっちへおいで」とよびかけているようです。何かうきうきして、今日はうれしいことが起こりそうな気がします。
海を見ていた四人のだれからいうともなく、「今日は草かりや畑の仕事はやめて舟で沖へと魚取りにいこう。晩ご飯のおかずはおいしい魚にしよう」ということになったわけです。波うちぎわで、砂に舟底をこするようにして浮かんでいるサバニ(沖縄の細長いくり舟)のイカリを上げます。
サバニを繰り出すのは、小六になったばかりのヒロのニイニイと隣のヨシカズさん。小二年のヒロとマサオは、二人のお供です。四人の小学生グループの出で立ちはというと、二人の六年生は頭に手ぬぐいを巻いて斜めに結わえ、いっぱしの漁師(りょうし)の気分です。あとの二年生は、小学生用の学生帽です。
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